中畑監督 初の3連勝も怒りの形相…乱調山口に最後通告

[ 2014年5月2日 05:30 ]

<D・中>中村(右)らナインを出迎えるDeNA・中畑監督

セ・リーグ DeNA12―6中日

(5月1日 横浜)
 勝っても喜べない。今季初の3連勝にも同一カード勝ち越しにも、DeNA・中畑監督は怒りの形相のままだった。

 「勝ってうれしくない試合は初めてだよ。自ら勝利を手放していく。こんな姿をファンに見せちゃいけない」。険しい表情で怒りと反省の言葉しか出てこない。加賀が3年ぶりに先発し、4回までに5点リード。それが投壊と拙守で7回に追いつかれるまさかの展開となって「野球はそんな甘くない。これを許すわけにいかないんだ」。同点とされた7回に救援で3四球と乱調の山口には「厳しい対応を考える」と最後通告も突きつけた。

 そんな指揮官の怒りを最小限にとどめたのが梶谷だった。初回の同点打から3打席連続のタイムリー。4打数4安打4打点2盗塁で、同点の7回1死一塁から決勝点につながる二盗も決めた。「あの盗塁はいいスタートが切れた。打撃は早めにタイミングを取ってボールを待って、自分有利のカウントで打てている」。今季は好不調の波を少なくするのが目標で「荒波じゃなくて、さざ波で行こうかな」と和ませた。

 怒りと和みが交じる3連勝。DeNAに勢いが出てきたのは確かだ。

 ▼DeNA・加賀(3年ぶり先発も5回1死で5失点降板)あそこまで投げて悔しい。2回から4回までは自分らしい投球ができたので、これを続けていければ。

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