楽天・松井裕 2軍降格 星野監督「もう一回ABCから勉強」

[ 2014年4月24日 05:30 ]

<楽・西>初回2死満塁、渡辺に押し出しとなる四球を与えて失点する楽天・松井裕

パ・リーグ 楽天5-7西武

(4月23日 コボスタ宮城)
 ついに2軍落ち――。楽天のドラフト1位左腕、松井裕樹投手(18)は23日、西武戦でプロ4度目の登板。初回に3者連続を含む5四球を与えるなど再び制球難を露呈し、5回127球、自己ワーストの8四球、5失点で降板した。敗戦投手こそ免れたが、楽天の新人時代に4試合目の登板でプロ初白星を手にした田中将大投手(25=ヤンキース)に並ぶことはできなかった。試合後、星野仙一監督(67)は2軍降格を通達した。

 日付けが替わり、時計の針は24日午前0時3分をさしていた。コボスタ宮城のロッカーから荷物を運び出した松井裕は「自分の課題は見えています」とだけ話して、タクシーに乗り込んだ。

 2軍降格も仕方なかった。プロ4度目の登板で自己ワーストの8四球で5回5失点。仏の顔も三度まで。試合後、星野監督は「(1軍での登板は)もうないでしょう。(この日の続投も)親心。ここまでみんな我慢したんだからね」と話した上で、「もう一回、ピッチングのABCから勉強してもらう」と2軍での再調整を命じた。

 この日も初回から制球に苦しんだ。先頭の森本、木村に連続四球。早くも佐藤投手コーチがマウンドに向かう。相手の重盗失敗などで2死二塁までこぎつけたが、浅村、ランサムに連続四球を与え満塁とし、続く渡辺に押し出し四球。1イニング5四球で先制点を許した。

 それでも打線の援護を受け、4回終了時で2点のリード。しかし5回2死一、二塁で渡辺に適時打を許し、さらに熊代にこの試合8個目の四球を与えて満塁。続く炭谷にもフルカウント。勝利投手の権利を得るまであと1ストライクだったが、外角高めの直球を右前に運ばれ、逆転を許した。「野手の方々が点を取って助けていただいたのに悔しい。2、3回はコントロールできたが、それ以降は粘ることができなかった」と唇をかみ、5回127球で降板した。

 踏み出した右足が突っ張りすぎて体重が後ろに残るため、球が高く抜ける。制球難につながっていた投球フォームの修正に取り組んだが、結果を残せなかった。

 24日から松井裕は、2軍で再スタートを切る。「ボール自体の感触は悪くなかったし、(三者凡退だった)2、3回の投球を続けていければいいと思う。まだまだクリアすべき課題があるのでしっかり取り組んでいきたい」と自らに言い聞かせるように話した。

 「気持ちの問題。これを乗り越えなければいけない」と話した星野監督は1軍再昇格の条件は?との問いに「ストライクが入るようになるまで」とした。この日のストライク率はわずか54・3%。越えるべき壁は高い。

 ▼楽天・佐藤投手コーチ(松井裕は)残念。前進したのは3人で終わったのが2回あったこと。

 ▼西武・伊原監督(松井裕について)高卒1年目であれだけ速い球を投げるのは魅力。工藤公康を思い出した。

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