田島四球で“自滅返し”谷繁監督嘆く「突如ああいうふうに」

[ 2014年4月23日 05:30 ]

<中・神>8回、四球から崩れた田島(右)に、強い口調で話す谷繁兼任監督(左)

セ・リーグ 中日4-10阪神

(4月22日 ナゴヤD)
 中日は7回に阪神・藤浪の自滅で3点差を追いつきながら、直後の8回に田島が“自滅返し”の3失点。阪神戦は3連敗となり、その3試合で計32失点と打たれっぱなしだ。ナゴヤドームでの連勝も7で止められ、谷繁兼任監督も肩を落とした。

 「(田島は)突如、ああいうふうになる。今、全体的に四球が多いという中で、それを意識すると余計にそうなることがある。プロである以上、そういうことを少なくしていかないと」

 セットアッパーを任されている右腕は、先頭のゴメスを三振に仕留めながら、続くマートンの打席で突然ストライクが入らなくなり、ストレートの四球。今成の中前打の後、打率1割台前半の福留も4連続ボールで歩かせ、新井貴、上本の痛打を浴びた。

 今季2敗目となった田島の配置転換を問われた指揮官は「順番は変わるかもしれないけど、今のところはありません」と言葉を濁したが、守護神・岩瀬につなぐ生命線の不調は見過ごせない。前日は頼みのカブレラが巨人に3回6失点でKO。5回4失点と精細を欠いたこの日の山井ら先発陣を含め、投手陣の立て直しが必要となった。

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2014年4月23日のニュース