統一球 ミズノが納入時期を延期

[ 2014年4月17日 22:44 ]

 統一球の反発係数がセ・パ両リーグのアグリーメントに定められた基準値の上限より高い数値を示した問題で、製造元のミズノ社は17日、都内の日本野球機構(NPB)で会見。22日をめどに適合品を各球団に納入する考えを示したが、安定供給するため納入の時期を延期すると発表した。

 4月内の供給を目指して準備を進めるという。

 ミズノは同日、NPBが立ち会い、在庫の中から自社検査で規定に適合すると判断した球の反発係数測定実施。約1200ダースが適合球として確保できる見通しとなった。

 しかし、新たに生産する球が規定値を超えていた場合、在庫不足となるため、NPBと協議の結果、延期を決めた。

 15日の会見でミズノは反発係数が上がった原因として、球の芯を巻く毛糸(ウール)の乾燥を挙げた。含水率が下がった乾燥した毛糸で重量、外周の大きさを合わせるためには、より多くの毛糸が必要となり、通常よりきつく巻かざるを得ない。そのため球が硬くなり、反発係数が上がったとの調査結果を報告した。

続きを表示

2014年4月17日のニュース