涌井 古巣・西武戦で今季初勝利「素直にうれしいです」

[ 2014年4月15日 21:34 ]

<西・ロ>移籍後初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に伊東監督(左)と笑顔の涌井

パ・リーグ ロッテ3―2西武

(4月15日 大宮)
 「素直にうれしいです」ロッテ・涌井はまずそう言った。今季、西武からロッテに移籍して3試合目の登板で7回を5安打2失点の力投を見せ今季初勝利。しかも、古巣・西武相手に今季2戦目での“リベンジ”白星で、これで史上13人目となる全12球団勝利も記録した。

 負ければ、対戦相手の西武と最下位で並んでしまう試合、初回にいきなり失点を許してしまう展開だったが「いつも通りの自分を出せた。自信を持って投げられた」と気持ちは攻めていた。「腕が振れていた。真っすぐで空振りも取れた」と三振数も8を数えた。

 4回にも1点を失ったものの、5回から3イニングを無失点に抑え込み、打線の援護も受け、先発では昨年4月18日、この日と同じ県営大宮でのオリックス戦以来の勝利。昨季は大宮で2試合に登板し、4月18日のオリックス戦は、5回2/3を5失点。6月27日の楽天戦では、7安打5失点とわずか2回0/3でKOと決して相性がいい球場ではなかったが「大宮のマウンドも合っていたと思います」とサラリと語った。かつて、西武で共にプレーしていた伊東監督も「よく粘った。真っすぐの走りが良かった」とほめていた。

 ようやく1勝目を物にしたが、もちろんそれで安心などはしない。「次はホームで勝てればいいと思います。まだ(自分は)借金1。借金を返せるように頑張りたい」と力強く語った。

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