統一球 1万数千ダース在庫検査へ ミズノ社長謝罪と緊急対策説明

[ 2014年4月15日 06:45 ]

機構理事会に臨む(左から)村山パ・リーグ理事長、井原事務局長、熊崎コミッショナー、三原セ・リーグ理事長

 統一球の反発係数がセ・パ両リーグのアグリーメントに定められた基準値の上限より高い数値を示した問題で、製造元のミズノ社の水野明人社長(64)らが14日、都内の日本野球機構(NPB)を訪れて熊崎勝彦コミッショナー(72)と12球団に謝罪するとともに現状について説明を行った。

 同社は原因究明を急ぐと同時に、1万数千ダースある在庫から基準に適合したボールを探す作業を行うとした。

 臨時機構理事会の冒頭、約30分にわたって水野社長らから説明を受けた12球団の理事らによると、在庫から適合ボールを探す作業は1ダースごと検査を実施するという。1ダース12個の中から無作為に取り出した1個を検査機にかけて基準値内であれば、その1ダースは適合と判断できる。ただ、この作業を1万数千回行わなければならないため、現状は再検査していない在庫も使わざるを得ない。NPB・井原敦事務局長は「当面(飛ぶボールとの)混在を防ぐのは難しい。全て適合したボールに切り替える時期はいつになるか分からない」とし、熊崎コミッショナーの判断で再検査していない在庫も使うことを決め、12球団も機構理事会で了承。同時に適合したボールのいち早い安定供給を求めた。

 また、ミズノ社の説明によると、今季使われているボールの仕様は昨年と全く同じという。原因となった可能性として挙げたのが、中国・上海工場で保管していた素材の一つであるウールの含水率が社内基準を下回っていたこと。ウールが乾燥すると反発係数は高くなる。しかし、出荷前に行う自社検査で基準値内だったボールが、納品後にNPBが日本車両検査協会で行った検査で基準値を超えており、明確な原因は究明中。ミズノ社は15日に記者会見を行い、詳細を公表する。

 ▼熊崎コミッショナー ミズノ社からは前日(13日)報告を受けた。アグリーメントに(ボールの基準値を)定めている以上、早急に是正していかないといけない。

 ▼巨人・山岸均連盟担当兼総務本部長 ファンに申し訳ない。迅速な対応をしないといけない。

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