福留 魅せた匠の美技!バットでも価値ある先制犠飛

[ 2014年4月14日 05:30 ]

<神・巨>9回2死、村田の打球を好捕する福留

セ・リーグ 阪神2―1巨人 

(4月13日 甲子園)
 中日時代にゴールデングラブ賞を4回獲得した、匠の技だった。阪神・福留が宙を飛ぶ。同点の9回2死無走者、村田の右中間を襲う痛烈な打球をダイビングキャッチだ。次打者は調子が下降線とはいえ力のあるロペス。抜けていれば勝ち越し点を奪われる可能性もあった。

 バットでも勝利に貢献した。5回無死一、三塁から大きな右犠飛を打ち上げ、先制点を記した。「最低限の仕事はできました」。試合の流れを引き込む、価値ある一振りだった。

 この試合の前まで24打数4安打(打率.167)と“低空飛行”を続けてきた。和田監督も「打てない時期もあるけど、守備でああいうプレーが出ると打つ方も上がってくる」とした上で「苦しんでいると思うけど、乗り越えてほしい」とエールを送った。

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