巨人・阿部もお手上げ 絶好調マートン対策は「今はない」

[ 2014年4月13日 09:14 ]

<神・巨>6回無死一、二塁、2試合連続でマートン(9)に3ランを許し、ベンチで渋い表情の原監督(右端)

セ・リーグ 巨人0-9阪神

(4月12日 甲子園)
 マートン一人に2試合で2本塁打を含む7打点を許し、連敗を喫した。開幕5カード目で初めて負け越し、首位からも陥落。先発マスクをかぶった巨人の阿部は「(マートン対策は)今はない。じらして、じらしてしかないかな」と自嘲気味に話した。

 内も外も通用しない。6回無死一、二塁で内海は1ボールから内角高めの直球を投じたが、左翼席に運ばれた。7回も左腕・今村の内角速球を左前適時打された。前日は外寄りの速球を右翼席に打たれるなど、広角に打ち分けられており、吉原バッテリーコーチは「打たせ続けるわけにいかない。対策を練り直します」と悲壮感を漂わせた。

 打線も今季初の零敗。1点を追う4回無死一、三塁で無得点が響いた。阪神内野陣は併殺狙いで二遊間は定位置だったが、ロペスは低めのチェンジアップを打ち上げて一邪飛。後続も倒れた。川相ヘッドコーチが「相手の守備陣形を見たら、転がせば1点が入るケースだった」と話す通り、工夫に乏しかった。

 原監督は「互いに研究しているわけだから、その上をいかないと」と言った。宿敵を乗せないためにも、3連敗だけは避けなければならない。

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2014年4月13日のニュース