星野監督 球団新24安打も注文「投手がどうしようもない」

[ 2014年4月13日 05:30 ]

<ロ・楽>3回無死、岡島が右中間に本塁打を放ちベンチに迎えられる

パ・リーグ 楽天17-10ロッテ

(4月12日 QVC)
 両チーム合わせて39安打、27得点。これも「飛びすぎる統一球」の影響なのか。9回2死一塁から楽天・嶋が右翼線に適時二塁打。ロッテとの派手な打ち合いの中でチーム24安打目となり、球団新記録を樹立した。

 勢いづけたのは岡島だ。3点を追う3回、チーム初安打となる右中間ソロ。レギュラーに定着した昨季、79試合で1本塁打だった24歳は、今季14試合目での1号を「外野を抜けるとは思いましたが、まさかホームランになるとは!」と興奮気味に振り返った。この回、一挙8点で逆転。終わってみれば先発全員の24安打で17得点だ。途中出場の西田を含む5人が猛打賞を記録。20安打した8日の日本ハム戦(札幌ドーム)に続き、球団初の月間2度目の20安打超えで連敗を3で止めた。

 ただ「飛びすぎる統一球」は相手も同じ。嶋は「投手が試合をしっかりつくらないと上位に上がっていけない」と自身のメモリアル安打より、2被弾を含む被安打15で10失点のリード面に頭を悩ませた。星野監督も「良かったよ、打つ方は。でも投手がどうしようもない。バッテリーで考えていかないと」と注文を忘れなかった。

 ▼楽天・塩見(2回2/37安打3失点KO)球が高かった。情けない。野手に申しわけない。

 ≪これまでは23安打が最多≫楽天は先発全員の24安打で17点を奪いロッテに大勝。1試合24安打は昨年8月4日の日本ハム戦でマークした23安打を抜く球団新記録になった。また、1試合17点は05年9月2日オリックス戦の18点に次ぎ、13年4月5日ロッテ戦と並ぶ大量得点だ。楽天は8日の日本ハム戦で20安打。パでチーム月間2度の20安打以上は04年ダイエーが5、8月と2度記録して以来10年ぶり。チームでは08、13年と年間2度はあったが、月間2度は初めて。

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2014年4月13日のニュース