阪神・歳内 9日誕生の第一子にウイニングボール贈れず

[ 2014年4月11日 07:09 ]

<神・D>4回1死二塁、荒波(手前)に左越えソロを打たれた歳内

セ・リーグ 阪神6―5DeNA

(4月10日 甲子園)
 パパになって初のマウンドはホロ苦かった。新人時代の12年9月2日広島戦(甲子園)以来の先発となった歳内が4回5安打3失点で降板。プロ初勝利はまたもお預けとなった。試合前には球団から、9日に第一子が生まれていたことが発表された。3116グラムの元気な女の子。遠く離れた福井県の病院からパワーをくれた愛妻と愛娘に、ウイニングボールを贈ることはできなかった。

 「調子は良かった。ブランコは内角を苦手にしているというデータがあったので、どんどん内を突いた。ただ追い込んでからのフォークが浮いた。もうボール一つ、二つ低く投げないと」

 2点をもらった直後の守り。先頭のブランコに三塁線を破られると、バルディリスに左越え適時二塁打を浴び、荒波に逆転2点弾を左翼ポールにぶつけられた。11日に出場選手登録を抹消される。一日も早く1軍に戻り、家族へ快投を届ける。

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2014年4月11日のニュース