菅野「大学時代から知っている」小林の活躍は格別

＜巨・広＞４回２死一、二塁、右前適時打を放つ菅野

セ・リーグ 巨人４－２広島

（4月10日 東京Ｄ）
　プロでは１年先輩の巨人・菅野らしく主役をたてた。「きょうは小林のリードで勝てたと思います」。７回２／３を６安打２失点。１０年の内海以来、巨人では９人目となる開幕戦から３連勝を飾っても、スポットライトは譲った。

　「大学時代から知っている。同じユニホームを着て、同じお立ち台に立てると思わなかった。本当に格別です」

　今季初の中５日。調整期間中にはブルペン入りしなかった。「（楽天との）日本シリーズの第２戦から６戦は入らずに調整して、良かった」。第６戦では現ヤンキースの田中と投げ合い、７回２失点で勝利。その流れをくんだこの日は３回にプロ最速となる１５３キロをマークするなど結果も伴った。８回。２死一塁でマウンドを訪れた原監督に「お疲れさん。交代だ」と告げられた。降板する時の拍手と大歓声が、菅野の投球を表していた。

　▼巨人・坂本（１０試合ぶりの一発が値千金の決勝弾）修正してうまく打てました。ドンピシャ。きれいに打てた。会心だったのでホームランになると思った。

　▼巨人・阿部（左ふくらはぎの打撲から復帰。８回に中堅へ犠飛）外野フライを打てればと思っていた。（途中出場は）言われていたし、不安もなく入れた。