松井裕 4回突如崩れた…3回1/3、2失点でプロ初勝利ならず

[ 2014年4月9日 19:54 ]

4回途中、降板する楽天・松井裕

パ・リーグ 楽天―日本ハム

(4月9日 札幌D)
 楽天のドラフト1位左腕・松井裕樹投手(18)が9日、札幌ドームで行われた日本ハム戦でプロ2試合目の先発を果たしたが、3回1/3で3安打2失点、7三振5四球でマウンドを下り、プロ初勝利はまたお預けとなった。松井は3回までは無失点に抑えたが、1点リードの4回に四球から崩れて大引に逆転打を許した。

 松井裕は初回、陽岱鋼を内角のスライダーで見逃し三振、杉谷を低めの変化球で空振り三振に斬って2死としたが、続く西川に高めの直球を中前に運ばれ2死一塁。しかし打者・中田の場面で、フルカウントからのけん制で一塁走者・西川を挟みタッチアウト。走者を出したものの無失点でしのいだ。

 1点の援護を得た2回は、先頭の中田に外角の変化球を中前打とされて無死一塁。続くミランダには2ボールからの3球目を左翼ポール際まで運ばれ、あわやプロ初被弾かと思われたが、ビデオ判定の結果ファウルとなった。これで吹っ切れたのか、ミランダ、小谷野、大引と変化球で三者連続空振り三振に斬った。

 3回は大野、岡をいずれも中飛に打ち取って簡単に2死とした後、陽岱鋼を歩かせたが、杉谷を低めの直球で空振り三振に斬った。しかし4回は突如崩れて3四球で1死満塁のピンチを招き、大引に低めのチェンジアップを捉えられ、右越え2点適時打を浴びて逆転を許した。松井裕は続く大野も四球で歩かせ、再び1死満塁としたところで、同じルーキーのドラフト5位左腕・西宮にマウンドを譲った。

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