京大も田中!プロ9球団スカウト来た、春初戦完投勝ち 初のリーグ5勝

[ 2014年4月6日 05:40 ]

京大の田中

関西学生野球 京大2―1関学大

(4月5日 わかさスタジアム京都)
 田中はヤンキースだけじゃない。部史を塗り替える快投でプロも注目する「京大・田中」の春が幕を開けた。ネット裏では阪神、西武など9球団16人のスカウトが視察し、重圧のかかるマウンドで8奪三振で1失点完投。

 最速146キロを計測した直球を軸にスライダーと「覚えたて」のスプリットも要所で織り交ぜ、昨秋王者に4安打しか許さなかった。

 「調子は決して良くなかったのですが、結果がついてきて良かったです。ここ(開幕戦)に勝つためにやってきましたので」

 球の力強さは最後まで落ちなかった。最後の打者も威力ある外角高め直球で空振り三振に仕留め、京大投手としては最多となる通算5勝目を挙げた。寶(たから)馨監督は「5個と言わず、10個、15個と勝って欲しい」とさらなる快投を求めた。

 社会人野球の4チームから誘いもあるが、春は就職活動を封印し、リーグ戦に集中する。「野球をやっている以上、上の世界(プロ)は誰しもが考えること。どんな結果を残せるのか、春が勝負」とプロ入りの選択肢を加えるか否か、春の成績を一つの目安に据えた。

 西武・渡辺シニアディレクターは「みっちりやったら面白い」と話し、阪神の池之上スカウトも「変化球を巧みに織り交ぜる投球術も素晴らしい」と話すなど絶讃の嵐。観戦した両親は阪神ファン。阪神の南信男球団社長は白陵高の先輩にあたる。工学部工業化学科に在籍する秀才右腕。海の向こうの「マー君」同様に、周囲はヒートアップしそうだ。

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