DeNA井納 号泣2勝 9回無死満塁で無念127球降板

[ 2014年4月6日 05:30 ]

<広・D>9回無死満塁、交代を告げられベンチへ戻る井納

セ・リーグ DeNA9-6広島

(4月5日 マツダ)
 どしゃ降りの中、DeNAの井納は泣いていた。5点リードの9回、1点を返され、なおも無死満塁で降板。127球で力尽き「あそこで降りたのは悔いが残る」と目を真っ赤にした。8回0/3を6失点でチームの連敗を3で止める開幕2連勝。チームの全白星でもあるが、今季初完投を逃した。

 今季初勝利した3月29日ヤクルト戦(神宮)後、へんとうを腫らして発熱。熱は下がったが、せきは止まっていなかった。広島は気温7度と肌寒く、雨が降り続いた。初回にいきなり3失点。4回に6点を挙げて逆転し、中畑監督は投げさせた。逆転負けを喫した2日巨人戦(横浜)で8回の10失点を招いた山口は計算できず、長田も開幕から5連投中。守護神ソーサも右肩が万全ではなかったが、最終的に投入した中畑監督は「完投できる若い投手をつくりたい。きょうは良いチャンスだった。あまり気持ちよく喜べない」と話した。

 ▼DeNA・ソーサ(4点差の9回無死満塁で救援し、今季2セーブ目)井納は天気が悪かった中でしんどかったと思うし、よく頑張った。

 ▼DeNA・石川(4回に逆転の2点三塁打を放つなど2安打3打点)貢献できてよかった。

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2014年4月6日のニュース