菅野 納得の8回無失点「監督の800勝に携われてうれしい」

[ 2014年4月4日 22:00 ]

<中・巨>スタンドに向かって帽子を振る菅野

セ・リーグ 巨人2―0中日

(4月4日 ナゴヤD)
 巨人の菅野は130球を投げ堂々の8回、4安打無失点で今季2勝目を挙げ「毎回ランナーを背負って苦しい展開でしたが、何とか粘ることができた」と語った。2年目ながら、開幕投手を務めた阪神戦では、勝利投手となったものの7回で8安打されながらも4失点(自責0)。この日はプロ最速まであと1キロに迫る151キロもマークし、「前回は先輩たちに助けられたので、きょうは自分の力で勝ちたいと思った。何とか粘れてよかった」と自信をうかがわせた。

 さらに、この日の勝利は、伯父でもある原監督の通算800勝目となった。菅野は「試合前から知っていました。監督の800勝に携われてうれしい」と語り、原監督も「きょうは自分のピッチングができたんじゃないですか」と認める内容だった。

 3回には中日の選手兼監督の谷繁と実に15球の勝負の末、二ゴロに打ち取り「根負けしてはいけないと思った。流れを向こうにやらなくて良かった」と語る姿には風格すら感じられる菅野。8回でマウンドを降りたが、次なる目標は完投、そしてレギュラーシーズンとして初となる完封だ。この日も「行けと言われれば行くつもりだった」と語り「次は完投を目指して頑張りたい」と宣言していた。

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