阿部のミスに張本氏「喝！」金田氏は「見逃してあげましょう」も

巨人の開幕戦の試合前セレモニーに参加する張本勲氏

　ともに巨人ＯＢでもある野球評論家の張本勲氏（７３）と金田正一氏（８０）が２日、ＴＢＳ系の情報番組「サンデーモーニング」（前８・００）に出演。２９日の巨人・阿部の守備に「喝！」を出した。

　そのプレーとは、阪神戦で３―３で迎えた９回無死満塁のピンチで起こった。阪神・西岡の打球は一塁線へのゴロ。一塁手のロペス一塁ベースを踏んで本塁へ転送。この時点で三塁走者をアウトにするにはタッチが必要だったが、捕手の阿部は捕球するとすぐに一塁へ返球。その間に三塁走者の上本が生還し、勝ち越しを許してしまったのだ。

　張本氏は開口一番「珍しいねえ、阿部が。喝だ喝！」。司会の関口浩（７０）から説明を求められ「バッターはアウトだから、走者は帰塁ができるでしょ。だから、アウトにするにはタッチをしなきゃ。（ロペスが）ベースを踏んでなければフォースアウトでしたよ」と語った。

　一方、金田氏は「始まったばかりですから、あまり言うのもと…」と言いながらも「野球を知らない人ならキョトンとするでしょうけど、知っている人だったらやらないでしょ。阿部は見えなかったんでしょう。見えたら野球選手ならルールを分かっているんだから…」と語り「ミスとして見逃してあげましょうよ。きょうは甘く行こう」と温情？判断。だが、張本氏の「喝！」の声に「わはははは」と笑っていた。