“引っ張り禁止”山崎が禁破りＶ弾　キヨシ監督は過激ジョーク

＜ヤ・Ｄ＞７回２死、左越えソロを放ち、ナインに迎えられるＤｅＮＡ・山崎（左）

セ・リーグ ＤｅＮＡ５－４ヤクルト

（3月29日 神宮）
　伏兵の一発で、ＤｅＮＡが今季初勝利を挙げた。３―３と追いつかれた直後の７回２死から山崎が左翼席へ勝ち越しソロ。プロ６年間で通算４本塁打の男は、「自分が本塁打を打ったことよりチームが勝ったことがうれしい」と喜んだ。

　中畑監督が好む「負けず嫌い」だ。今季は白崎を遊撃のレギュラーに育てるチーム方針だが山崎は「もうどこでも守れる便利屋はいい。遊撃を獲れば野球人生が変わる。ひっくり返しますよ」と闘志満々だった。オープン戦は打率・１８４。開幕戦も４打数無安打と大振りになって体が開く悪癖が出ていた。この日のフリー打撃は首脳陣に「引っ張り禁止」を命じられた。決勝弾はその禁を破っての左翼への引っ張りだったが、「ミートすることを心掛けた結果が本塁打になった」と胸を張った。中畑監督は「練習でマスターベーションを禁止して右打ちさせたら本番でマスターベーションが出たな」と上機嫌だった。

　▼ＤｅＮＡ・井納（６回３失点で今季初勝利）最後の回を良い形で終わればもっと楽に勝てた。