新庄・山岡 171球も連投辞さず「最後まで投げるつもり」

[ 2014年3月30日 05:30 ]

<広島新庄・桐生第一>延長15回を終え、熊田(右)とタッチしながらベンチに戻る新庄・山岡

第86回選抜高校野球大会2回戦 新庄1―1桐生第一

(3月29日 甲子園)
 延長15回、171球を投げきった新庄(広島)の山岡は「凄く疲れた。今は寝たい」とグッタリした様子だった。桐生第一・山田との投手戦。相手打線に9安打を許したが、8回の1点のみに封じた。

 「あの試合があったから緊張なくやれた」。あの試合とは、昨夏の広島大会決勝の瀬戸内戦。昨秋ドラフト3位で巨人に入団した田口が、延長15回を無失点に抑え、翌日の再試合でも1失点完投しながら0―1で敗れた。憧れの田口が涙に暮れる姿をまぶたに焼き付けた山岡は今冬、「ブルペンに入らなかった日は一日もなかった」。迫田守昭監督は「状態を見てだけど、そのつもり」と30日の再試合での起用を予告。山岡も「あすも最後まで投げるつもり。きょうのような投球をしたい」と覚悟を決めた。

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2014年3月30日のニュース