池田27年ぶりの春に幕  走者2人が相次ぎけん制死

[ 2014年3月28日 11:06 ]

<池田・豊川>2回、豊川に追加点を許し、名西(右から3人目)のもとに集まる池田ナイン

第86回選抜高校野球大会2回戦 池田1―4豊川

(3月28日 甲子園)
 オールドファンの心を躍らせた池田(徳島)の27年ぶりセンバツは、ベスト8入りの壁に阻まれ、2回戦で幕を閉じた。

 終わってみれば、失点は2死走者なしから一挙4点を失った2回だけ。岡田康志監督(52)は「スライダーが高めに入ったところをうまく打たれた」と話し「2死からの四球が痛かった」と2死走者なしから相手投手の8番・田中に与えた四球をきっかけに4連続長短打を浴びて4点を失った2回の守りを悔やんだ。

 8回には、4失点した2回以外は無失点に抑える力投を見せていたエースの名西に代えて、1回戦の海南(和歌山)戦でサヨナラ安打を放った林を代打に起用。その林が右翼線を抜く二塁打を放った後に三塁への盗塁も決めてチャンスを広げ、9番・上徳の遊撃へのゴロの間に1点を返し、零敗は免れた。

 だが、4点を追う3回に2人の走者が相手エース田中の投手けん制にひっかかり、相次いで一塁上でアウトになるなど、集中力を欠いた場面もあった。岡田監督は、「田中投手はスピード、切れともに申し分がなかった。追い込まれてからのボールの見極めができなかった」と話し「1つ1つ、相手の方が上だった」と完敗を認めるしかなかった。

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