“本家”アジャ 幕張のアジャにエール「活躍したらチューしてやる」

[ 2014年3月28日 06:32 ]

ロッテ・井上の写真にキスしようとするアジャ・コング

パ・リーグ ソフトバンク―ロッテ

(3月28日 ヤフオクD)
 ロッテのドラフト5位・井上晴哉内野手(24)が28日、ソフトバンクとの開幕戦で球団の新人では50年の戸倉勝城以来64年ぶり2人目の開幕4番を務める。「幕張のアジャ」と呼ばれる巨漢ルーキーに、本家の女子プロレスラー、アジャ・コング(43=ワハハ本舗所属)が猛烈エール。同じ「アジャ似」で昨季プロ野球記録の60本塁打を放ったヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)を上回る活躍を期待した。

 またアタシに似てる選手がいるんだってな。おまえら、デカくて色黒なら「アジャ」と呼べばいいと思っているだろ。その通りだ。井上選手は凄いな。ドラフト5位で入って開幕4番。野球選手に体重114キロは必要なのかという問題はあるが、彼だって急にその体になったわけではない。キャンプをこなしても痩せないってことはベスト体重なんだよ。実力を発揮できてるんだし。

 もちろん、デブにデメリットはある。普通の2人分の体重だから階段は嫌、坂道は嫌。膝、腰にくる。彼は足が遅いらしいが、毎打席本塁打を打てば全力で走らなくて済むぞ。2人分食べるから食費もかかる。でも、体重のことで何か言われたら今後はこう返せ。「デブは金がかかるんです。この体をつくるには金がかかっているんです」と。

 アタシはヤンキースに行ったマー君にも似てると言われたけど、みんな活躍しているからうれしいよ。昨季はバレンティン選手がセ本塁打王、マー君だって24勝0敗。アタシとしては「一人でセ・パ両リーグ制覇しました」とネタにできた。今季は両リーグのアジャでセ・パ本塁打王獲得、さらに井上選手にはバレンティン選手の記録60本塁打を超えてほしい。アジャがアジャを抜いてくれたら、こんなにうれしいことはない。「アジャ」と呼ばれたらご利益があるみたいでいいだろ。

 もし、調子が悪くなったら球場に駆けつけるよ。「アジャを名乗るのにその体たらくはなんだ」と活を入れてやる。井上選手には一斗缶、バレンティン選手には裏拳。活躍した場合はご褒美だ。チューしてやるよ。井上選手から「ぜひ」と言われれば結婚だって考えないこともない。昔ペタジーニの奥さんに似てると言われたことがあったし、年の差婚もアリだな。

 できる限り調子を崩さずに獲れるものは全部獲ってこい。金をかけた体で「金を稼げるデブ」になれよ。(女子プロレスラー)

 ◆アジャ・コング 本名・宍戸江利花(ししど・えりか)。1970年(昭45)9月25日、東京都立川市生まれの43歳。86年に全日本女子に入門。同年9月17日、対豊田記代戦でデビュー。極悪同盟、獄門党、ジャングル・ジャックでヒールとして活躍し、92年11月にWWWA世界シングル王座獲得。得意技は裏拳、垂直落下式脳天砕き。現在は女優、タレントとしても活躍中。1メートル65、106キロ。

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