野球部のいじめ訴訟 常葉学園と少年が和解

[ 2014年3月25日 20:29 ]

 常葉学園菊川高校(静岡県菊川市)硬式野球部の元部員の少年(19)が、当時の先輩部員からいじめを受けて不登校になったとして、経営する学校法人常葉学園と先輩らを相手取って慰謝料など計約2900万円の損害賠償を求めた訴訟は25日までに、横浜地裁で和解が成立した。24日付。

 少年側の弁護士によると和解内容は非公表。常葉学園は「和解内容で定められており、コメントできない」としている。

 訴状によると、少年は野球の特待生として2010年に入学したが、先輩4人から殴られるなどの暴行を受け、寮を追い出されて不登校になったとしていた。

 4人は暴行容疑で書類送検され、静岡地検浜松支部が11年9月、家裁送致。静岡家裁浜松支部は審判不開始とした。日本高校野球連盟は同校野球部を注意した。

続きを表示

2014年3月25日のニュース