新庄・迫田監督 13Kの山岡は「落ち着いて投げていた」 

[ 2014年3月25日 11:22 ]

東海大三戦に先発した新庄・山岡

第86回選抜高校野球大会1回戦 新庄6―0東海大三

(3月25日 甲子園)
 見事に初陣で甲子園初勝利を飾った新庄。プロ注目のエース山岡が期待通りに13奪三振2安打1死球の力投を見せた。独特の右足を高く上げ、しっかりと軸足の左足でタメを作って繰り出された130キロ代の伸びのある直球は最後まで崩れることはなかつた。初回から2回にかけて4者連続見逃し三振に仕留めるなどスタートから上々だった。

 それでも山岡は「序盤、球威が出なくて調子よくないなあ」と思って投げていたという。制球に気を使ったことで「だんだんと調子を上げていった」と振り返った。自己採点は「80点か90点」と100点満点をつけなかった。最速144キロの速球が140キロに届かなかったからだ。2回戦に向け「140キロを超えるストレートを見せたい」と意欲をかき立てた。

 迫田守昭監督も「ロースコアの勝負と思い、いかに抑えるかがポイントだった。山岡が落ち着いて投げていたのが良かった」と満足そう。13個の三振を奪ったことにも「三振は頭になかったが、バッターにすると打ちづらかったのかな」と話した。

 攻撃陣も12安打6得点と打ち、山岡を盛り上げた。迫田監督は「初対戦。想像以上にキレがあった」と相手の高井ジュリアン投手を褒めた。しかし、選手たちは監督の指示通りに粘った打撃でチャンスを逃さず、甲子園初勝利をモノにした。

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2014年3月25日のニュース