西武・牧田 インフル隔離登板 まん延2軍でハラハラ先発へ

[ 2014年3月25日 06:57 ]

西武の牧田

 2軍がインフルエンザ禍に揺れる中、西武の牧田が、25日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(西武第2)に先発する。西武の2軍は20日からの4日間で梅田、林崎ら5選手のインフルエンザB型感染が確認されるなど、まん延が深刻化。

 中6日で4月1日のロッテ戦(QVCマリン)に先発予定のサブマリンは調整登板とはいえ、一瞬たりとも気が抜けない。この日、西武ドームでの練習後、「自分の投球とか結果よりもウイルスを1軍に持ち込まないことです。見えない強敵と闘わないといけない」と神妙な表情を浮かべた。

 通常ならば午後1時からの試合に備え、午前中から試合会場の西武第2でアップを行うが、急きょ予定を変更。午前11時から西武ドームで行う1軍の練習に参加し、登板の直前に隣接する第2球場に移動する。マウンドからベンチには戻らず、攻撃中は三塁側ブルペン付近で待機。2軍の選手、スタッフとは接触することなく試合後は西武ドームに直行する。石井投手コーチも「無事帰ってくるのを見守るしかない」と旅立つ我が子を思う母親のように、沈痛な面持ちで話した。

 23日のイースタン・リーグDeNA戦(平塚)では、選手不足により、中崎、松下の2投手が外野を守るなどの緊急事態が発生。今回も牧田が打席に立つ可能性まで浮上している。「交流戦の予行演習になるかもしれないけど…」と困惑する右腕の顔はどこまでも引きつっていた。

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