都小山台、初陣で散る エース伊藤が満塁弾被弾、履正社にわずか1安打

[ 2014年3月21日 17:36 ]

履正社―小山台 1回表小山台1死一塁、打者大道のとき、風間が二盗失敗。遊撃手吉田

第86回選抜高校野球大会1回戦 履正社11―0都小山台

(3月21日 甲子園)
 第86回選抜高校野球大会は21日、甲子園球場で開幕し、21世紀枠で初出場を果たした都小山台(東京)が第3試合に登場。4年連続6回目出場の履正社(大阪)と対戦したが、奪三振率大会NO・1投手の右腕エース・伊藤優輔(3年)が2回に満塁弾を浴びるなど大量11点を失い、0―11で敗れて1回戦で姿を消した。

 都小山台は初回、1死から2番・風間が敵失で出塁。だが、二塁への盗塁失敗などでチャンスをつぶすと、先発したエースの伊藤が2回に乱れた。履正社の先頭打者として打席に入った5番・西村に左前打されると、犠打と暴投で1死三塁のピンチ。ここから3連続四球を与えて押し出しで先制点を献上すると、2死後、2番・辻に右翼スタンドへセンバツ通算20本目となる満塁アーチを浴び、この回一挙に大量5点を失った。

 伊藤はその後、徐々に立ち直り、8三振を奪う力投。だが、都小山台打線は履正社の先発右腕・溝田に対して、初回に敵失で出塁した2番・風間を最後に凡打と三振の山を築き、9回1死から代打・竹下が三塁への内野安打で出塁するまで無安打無得点に抑えられた。結局、9回を1安打無得点で終わった。

 都小山台は午後5時には練習を終えると都立の進学校。2006年6月3日には、当時野球部の2年生部員だった市川大輔(ひろすけ)さん(享年16)がエレベーター事故で亡くなっている。

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2014年3月21日のニュース