侍ジャパン アジアシリーズ参戦も 国別対抗に移行の可能性

[ 2014年3月18日 05:44 ]

侍ジャパンの小久保監督

 侍ジャパンがシーズンオフに開催されているアジアシリーズに参戦する可能性があることが17日、分かった。この日、都内で開催された12球団の機構理事会・実行委員会で検討に入った。ある球団理事は「侍ジャパンの出場も含め、アジアシリーズの在り方そのものが課題となっている」と明かした。

 同シリーズはクラブのアジア王者を決める大会として05年に第1回大会を開催。日本は日本シリーズの優勝チームが出場し、ロッテが初代王者に輝いた。だが、冠スポンサーの撤退などで08年の大会収支は約1億円の赤字と言われ、「出場のメリットが少ない」など批判が噴出。09年から開催が見送られた。11年から復活したが、昨年の第7回大会は中国が参加を見合わせるなど大会の見直しが迫られている。侍ジャパンの参加で、アジアシリーズが今後代表チームによる国別対抗に移行する可能性もある。

 侍ジャパンは今秋に大リーグ選抜との強化試合も予定。日程調整の課題もあるが、日本野球機構(NPB)は侍ジャパンを事業の柱に定める。毎年開催されるアジアシリーズ参加のメリットは多く、継続的に検討することになった。

 ▽機構理事会、実行委の主な審議事項 (1)今年度のフェニックスリーグを10月6日から27日まで開催することを承認。四国アイランドリーグ、韓国Kリーグの参加も予定(2)復興支援事業として岩手、宮城の被災地に投光機など野球環境の整備につながる支援を行うことを承認(3)セ・リーグ理事会がビジターユニホームへのスポンサー広告掲示を検討。

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2014年3月18日のニュース