マー君 課題のスプリット多投で6Kも「回が進むにつれ浮いてしまった」

[ 2014年3月17日 04:44 ]

オープン戦 ヤンキース7―4ブレーブス

(3月16日 フロリダ州タンパ)
 ヤンキースの田中将大投手(25)が16日、ブレーブス相手にオープン戦3試合目の登板を果たした。課題として挙げていたスプリットの制球は、まだ完ぺきではないものの、鋭く落ちる球もあり、メジャーリーガーもその対応に苦慮していた。

 11日の実戦形式の登板でスプリットを多投した田中は「あくまでも練習なので、次の試合でかなと思います」と実戦でどの程度コントロールできるかのテーマを持ってマウンドへ。その言葉通り、2度目の先発は初回から積極的に試した。

 2番B・Jアップトンには甘く入ったスプリットを中前に運ばれたが、昨年23本塁打、109打点の3番フリーマンを空振り三振に取ったスプリットは落差十分。4番のJ・アップトンもやや甘かったがスブリットで仕留めた。

 結局6奪三振のうち、4つがスプリットが決め球に。田中自身は「回が進むにつれて浮いてしまった」と反省しきだったように、精度はまだ完全とは言えず、加えて四球の後にさらにカウントを悪くして失点する場面も見られ、課題は残った。それでも調子は徐々に上がっていることは間違いなさそう。ヤ軍首脳陣も胸をなで下ろした74球だった。

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2014年3月17日のニュース