マー君 理想は8回100球 中4日対応へ球数減らす

[ 2014年3月16日 05:50 ]

何の話!?往年のヤンキース守護神・ゴッセージ臨時コーチとの談笑で“ばかうけ”する田中

 ヤンキースの田中将大投手(25)が14日(日本時間15日)、「100球で8回」を目標に設定した。投球数が厳密に管理されるメジャーでは、先発投手はより少ない球数で試合を進めることが重要。このため、田中は奪三振にこだわらず打たせて取る投球を心掛け、先発予定の16日(同17日午前2時5分開始)のブレーブス戦から1回平均12・5球を目指す。

 郷に入れば、郷に従うしかない。先発投手は日本より登板間隔の短い中4日が基本のメジャー。投球数は管理下に置かれ、1試合の球数の目安は100球だ。ならば、メジャー流を心掛けるのは当然だ。

 「日本でのシーズン中も8回途中で100球ちょっとならいいペースだな、と思っていた。少ないに越したことはない。球数をかけるところはかけて、めりはりをつけて投球できれば」

 理想に掲げる100球で8回を投げ切るには1回平均12・5球ペースが要求される。ちなみに24勝0敗だった昨シーズンの田中の1回平均は14・06球だった。奪三振は田中の大きな魅力ではあるが、「取りたいところで取れるのが一番」と数には執着していない。

 ここまでのオープン戦では1日のフィリーズ戦は1回平均16球、6日の同戦が13・6球。15アウトを奪った11日のシート打撃では12・6球と、球数減の傾向は出ている。

 オープン戦3度目の登板となる16日はブレーブス戦。昨季のナ・リーグ東地区覇者で、J・アップトンの27本塁打を筆頭にリーグトップの181本塁打を放った打線が売りだ。ジョンソンの打率・321、フリーマンの109打点はともにリーグ2位で、並み居る強打者が相手となる。「ここまで順調に来ている。練習してきたことを出せるように投げたい」。球数を減らしてなお長いイニングを投げるイメージを持って試合に入る。

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2014年3月16日のニュース