中日・大野 開幕VSマエケンに意欲「最終的に決めるのは監督」

[ 2014年3月16日 05:30 ]

<日・中>中日先発・大野は7回を7安打無失点

オープン戦 中日5―0日本ハム

(3月15日 札幌D)
 誰が大役にふさわしいのかを結果で示して見せた。中日・大野が力のある直球を軸に7回を7安打無失点。今年のオープン戦では12球団投手で最長のイニング数を投げたが、走者を出しても点は許さない粘り強さもアピール。自身初の開幕投手の座を間近に引き寄せた。

 「最終的に決めるのは監督、コーチ。僕は見せることしかできない。しっかり抑えるところを見せてアピールしたい」

 本人への通告はまだ。谷繁兼任監督ら首脳陣も明かしてはいないが「状況証拠」は揃っている。2月22日のオリックス戦(北谷)でオープン戦の開幕投手を務めると、その後は週末のカードの初戦に登板。このまま中5日で21日の楽天戦(ナゴヤドーム)に進めば、中6日で28日の本拠地開幕・広島戦を迎える。各球団の開幕投手が揃って先発したこの日に結果を出したのは大きい。

 オープン戦4試合で計18回を1失点で防御率0・50。昨季はチーム最多の10勝を挙げた左腕だが「自分がやる」と公言する開幕投手に向けて、キャンプ中の練習試合から結果にこだわってきた。

 「とにかく0点で抑えようと投げている。ただ走者を出してから甘い球があったのでシーズン中ならやられる。そこは直さないといけない」

 大役を務めることになれば、投げ合う相手は前田健。同じ25歳で「今は先に行かれているけど、いつかは追いつき追い越したい」と話していたライバルと、真っ向勝負する態勢は整った。

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2014年3月16日のニュース