ヤクルト　ドラ３秋吉４回０封！開幕ローテ争い名乗り

オープン戦＜ソ・ヤ＞４回１安打無失点に抑えた先発の秋吉

オープン戦 ヤクルト１―６ソフトバンク

（3月11日 ヤフオクＤ）
　初先発のヤクルトのドラフト３位・秋吉が強力打線相手に４回１安打無失点。独特の横手投げから放たれる直球は最速１４４キロながら打者の手元で伸び、芯を外した。またスライダーでも効果的にカウントを取り「先発の仕事は先に点を取られないこと。それができた」と胸を張った。

　小川、石川、ナーブソンが開幕ローテーション入り当確。松岡も一歩リードする中、残り２枠の戦いに急浮上した。前回登板した５日オリックス戦（京セラドーム）では１回で６安打７失点と打ち込まれたが、雪辱を誓ったマウンドでの一発回答だった。社会人を経てプロ入り。妻を持つ一家の大黒柱として「自分が１軍で活躍してご飯を食べさせないと」と自覚がのぞく。降板後「最高の出来でした。本当よかった」と安どの笑みをこぼした秋吉。このときばかりは新人らしさが見えた。