ジョーブ博士が死去 村田兆治、桑田真澄氏らが謝辞

[ 2014年3月7日 12:47 ]

 米大リーグ、ドジャースは6日、球団の医療部門に長く携わってきたフランク・ジョーブ博士が同日朝、カリフォルニア州サンタモニカで死去したと発表した。88歳だった。AP通信によると、死因は分かっていない。

 ジョーブ博士は1974年にドジャースの左腕投手の左肘腱の移植手術に成功。選手の名を取って同手術は「トミー・ジョン手術」と呼ばれるようになり、肘の治療法として球界に定着した。数多くの手術を執刀し、日本選手ではロッテ時代の村田兆治や巨人時代の桑田真澄が受けている。

 死去を受け、ジョン氏は「野球界は偉大な人物を失った」と哀悼の意を示し、大リーグのセリグ・コミッショナーは「野球界の医療に改革をもたらした偉大な紳士。深い悲しみに包まれている」と悼んだ。

 ▼村田兆治氏の話 当時は肘にメスを入れるのはタブーだった。日本では再起不能と言われたが、ジョーブ博士は不可能を可能にしてくれた。生きる力を取り戻させてくれた恩人。後輩に手術を怖がらなくていいというメッセージを残してくれた。心からご冥福をお祈りします。

 ▼荒木大輔氏の話 24歳の時に最初の手術を受けた。ジョーブ博士に会っていなかったら、私の野球人生は24歳で終わっていた。恩人です。先生のおかげで手術が前向きに捉えられるようになった。選手寿命が延びているのは、先生のおかげだと思う。

 ▼桑田真澄氏の話 体調を崩しているというのは知っていた。今月末にロサンゼルスで会う予定だったので、非常に残念。僕が1995年に手術を受けて、今でも元気にボールを投げられているのは先生のおかげ。本当にありがとうございました。

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