“レジェンド”山本昌　開幕ローテ争い参戦　６日実戦初登板へ

中日の山本昌

　「球界のレジェンド」が３１年目の初マウンドに上る。中日の山本昌投手（４８）が６日の教育リーグ・オリックス戦（ナゴヤ球場）で今季初の実戦登板することが３日、分かった。

　２番手として３０球をメドに投げる予定で、今月中旬にも１軍昇格の見込み。滑り込みで開幕ローテ争いに参戦する構えだ。

　「そういうつもりでやっていくよ。（調整が）遅れているわけでもないので。試合に投げられる状態にはなった」

　前日２日には１２０球を投げ込み、この日もナゴヤ球場で練習。キャンプは最後まで２軍だったが、自分のペースで順調に調整を積んできた。６日の後は中４日で１１日の教育リーグ・オリックス戦（神戸第２）を予定。問題がなければ、１８、１９日のオープン戦・オリックス戦（ナゴヤドーム）での１軍登板を視野に入れる。「オリ・オリ・オリ」の３連投で態勢を整える青写真だ。

　「課題もいろいろ出るでしょうけど、それをつぶしていきたい」と、早くも実戦モードだった大ベテラン。新たな伝説が間もなく始まる。