黒田上々2回無失点 初登板田中を高評価「落ち着いて投げていた」

[ 2014年3月2日 05:03 ]

フィリーズ戦の3回から登板し、2回を1安打無失点で勝利投手になったヤンキース・黒田

オープン戦 ヤンキース4―0フィリーズ

(3月1日 フロリダ州タンパ)
 オープン戦初登板の黒田は、3回からマウンドに上がり2回1安打無失点、2奪三振。上々の仕上がりを見せた。

 先頭バッターのヘルナンデスに初球からセーフティバントを決められたが、続くリビアも初球打ちで遊ゴロ併殺打に。ロリンズからはシンカーで見逃し三振を奪った。3番から始まる4回はブラウンを遊ゴロ、バードを二飛、アブレイユを空振り三振で三者凡退。シンカーを軸に危なげない投球を見せた。

 黒田は「スライダー系以外は良かったと思います。まだこの時期ですしバッターも仕上がっていないのでまだまだ判断できるところまで来ていないと思いますけど」と好内容にも慢心なし。米オープン戦初登板となった田中については「コントロールもしっかりできていましたし、一番はマウンドで落ち着いて投げられていたんじゃないかなと思います」と高く評価した。

 7番・右翼でスタメン出場したイチローは2回の第1打席は二ゴロに倒れたものの、4回の第2打席は無死一、二塁から左前へ先制の適時打。オープン戦2試合目で初安打となった。第3打席は5回、2死二、三塁から初球を打って出たが遊ゴロに終わり、7回の守備から退いた。

 ▼黒田の話 シンカー系の球は動かせていたが、スライダーに関してはまったく(駄目)だった。一つ一つのボールはまだまだという感じ。実戦から離れているので時間がかかる。

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2014年3月2日のニュース