ダル 課題の制球改善 メジャー12年ぶり300K夢じゃない

[ 2014年3月1日 05:30 ]

ロイヤルズ戦に先発し、2回を2安打無失点、4奪三振だったレンジャーズのダルビッシュ

オープン戦 レンジャーズ11―7ロイヤルズ

(2月27日 サプライズ)
 これがエースの実力だ!レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が、27日(日本時間28日)、チームのオープン戦初戦となったロイヤルズ戦に先発。相手の1番・青木宣親外野手(32)を空振り三振に仕留めるなど2回を2安打無失点4奪三振と圧巻の内容を見せた。最速は96マイル(約154キロ)を計測し、ストライク率は驚異の79%。開幕投手に決まっている3年目の右腕が最高のスタートを切った。

 手応えを残し、右翼側出口から球場を後にしようとしたダルビッシュは、右翼を守る青木と目が合った。そして、してやったりのガッツポーズ。クラブハウスでも上機嫌に初登板を振り返った。

 「真っすぐも力があったし、スライダーも曲がっていたし、コントロールも良かった。あすのミーティングでマダックス(投手コーチ)に褒められるので、それがうれしいです」

 今季初の対外試合。最初の打者が青木だった。カウント1ボール2ストライクから、膝元の鋭く落ちる縦のスライダー。「打ちたそうではあったので、三振取ってやろうと思ってました」と狙い通りの空振り三振に仕留める。2死後にホスマーに左翼線二塁打されたが、バットをへし折り完璧に打ち取った打球。4番バトラーへの3球目はこの日最速の96マイルを記録した。

 主力を並べたロ軍打線を相手に2回を2安打無失点で4奪三振。ダルビッシュが気にしていたマイク・マダックス投手コーチも「制球力が抜群に良かった。直球もツーシームも素晴らしかった」と絶賛した。3年目の進化が表れたのが制球力だ。全29球中、ボールはわずか6球でストライク率は79%(昨季は62%)。打者8人に対し、初球は全てストライクで入った。

 「ユウの場合、早めに追い込んで、相手がスイングしなければいけない状況に持っていけば、打つのは本当に難しい」と同投手コーチは分析する。多彩な変化球がより生きるからで、昨季両リーグ最多の277個を記録した奪三振数は、メジャー12年ぶりとなる「300」の大台も視界に入る。当然、ストライク率が高まれば、1イニング当たりの投球数も減少する。昨季はア・リーグ26位の16・46球だったが、この試合は14・5球。単純計算で7回を102球で投げきることができる。

 オープン戦初登板は、メジャー1年目の12年が2回2安打無失点、昨季は2回完全だった。しかし、過去2年との比較を問われると、ダルビッシュは「全然、一番良かったと思います」と即答した。オープン戦は今後5試合に登板し、3月31日(日本時間4月1日)のフィリーズとの開幕戦に向かう。自信に満ちた瞳には一点の曇りもなかった。

 ▼レンジャーズ・田中 (メジャーで初めてダルビッシュの投球を見守り)相変わらず堂々と投げるなと思った。

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