呉昇桓 ヤフオクDで開幕デモ 意外?韓国ドームないんです

[ 2014年3月1日 05:30 ]

呉昇桓は本拠地・甲子園球場で初めて練習する

 阪神の新守護神・呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=サムスン)が28日、入団後初めて甲子園球場で練習を行い、本拠地マウンドの感触などを確かめた。さらに5日のソフトバンク戦で、過去にほとんど経験のないドーム球場(ヤフオクドーム)での試合に臨むことも決定。3月28日からの巨人との開幕カードも東京ドームとあって貴重な“デモ登板”となる。

 さすがの「石仏」も聖地に足を踏み入れると、笑顔を隠しきれなかった。タテジマに袖を通して、初めてとなる甲子園球場での練習。約2時間、たっぷりと汗をかいた呉昇桓の気持ちの高ぶりは容易に想像できた。

 「気分的には良かった。全体的に球場に入った時から気持ち良かった」

 昨年12月に施設見学に訪れた時は、アメリカンフットボール「甲子園ボウル」の開催時期と重なっていたため、内野にも芝生が敷き詰められた状態でマウンドが存在していなかった。この日は“お預け”となっていたマウンドにも上がって能見、メッセンジャーら主力投手とともにノックを受け、守護神として戦う長く、厳しいシーズンを頭の中でしっかりとイメージ。聖地デビューは早ければ7日のオープン戦、ロッテ戦となりそうだ。

 開幕までにやるべきことは、まだ残っている。この日、中西投手コーチは「次は博多で投げさせる」と右腕の次回登板が5日のソフトバンク戦となることを初めて明言。大きなチェックポイントとなりそうなのがドーム球場への対応だ。

 韓国プロ野球9球団のフランチャイズにはドーム球場がなく、呉昇桓もほとんど登板経験がないと言っていい。マウンドの硬さや傾斜はもちろん、屋外球場と違って、風の影響が少ないため、変化球の曲がり幅や落ち方などに違いが出る。

 「石直球」と双璧の武器となるスライダーがドームでどのような変化をするのか…。中西コーチは「(ドームで)投げてどういう感触なのか確かめるのも仕事だな」と開幕前にドーム球場を経験しておく意味を強調した。

 巨人との開幕カードは敵地・東京ドームで行われる。2カード目も京セラドームで中日と3連戦。つまり阪神は開幕からいきなりドーム6連戦で、年間では40試合以上も組まれている。その意味でもヤフオクドームでのオープン戦登板は“開幕デモ”にはうってつけ。今後、ドーム球場で行われる16日の西武戦(西武)、21日~23日のオリックス戦(京セラ)に登板する可能性も調整舞台としてはうってつけだ。やるべきことはすべてやり、背番号22は3・28開幕に備える。

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