能見に開幕任せた!和田監督決心「能見はエース。期待する以外ない」

[ 2014年2月27日 05:53 ]

ブルペンで熱のこもった投球練習を行う能見

 阪神・能見篤史投手(34)が3月28日の巨人戦(東京ドーム)で開幕投手を務めることが決定的となった。和田豊監督(51)が26日「今は言えないが、私の中で決めている」とした上で、続けて「能見はエース。期待する以外ない」と開幕戦を任せる考えを示唆した。正式決定となれば2年ぶり3度目の大役となる。

 今季初めて右打席から見た能見の投球に、大役を任せる決意を固めたのだろう。宜野座キャンプ最終日、ブルペンでの投球練習中。和田監督は右打席に立つと、約50球をじっくりと見つめていた。そして、その後にあった監督のキャンプ総括会見。開幕投手について問われると、次のように答えた。

 「私の中ではもう決めています。まだ伝えていません。(いつ告げるかも)言いません。もう少し待ってください」

 続けざま、能見の話題になると、指揮官は絶大な信頼感を決して隠そうとはしなかった。

 「エースですしね。この1カ月、投手陣の中でも一番球数を投げていた。投手陣全体を引っ張ってくれるようなキャンプだった。期待する以外ありません」

 明言こそ避けたが、開幕投手を示唆するには十分すぎる内容だった。ただ、今キャンプでの精力的な動きを見れば、当然の流れと言える。秋山、鶴、白仁田ら若手投手陣には、惜しみなくアドバイスを送った。その一方では約1500球の投げ込みを敢行。前日25日のLG戦で2イニングを投じた疲れを見せず、この日も67球を投じた。その姿は、名実ともに、虎のエース。大事な開幕戦を任せるのは、この男を置いて他にいないだろう。

 それだけではない。Gキラーの称号にもっともふさわしい投手こそ、能見だろう。2完封を含む通算17勝10敗。昨年も1完封を含む、3勝(3敗)をマークした。防御率も2・83。強力打線を向こうに回しても、恐れるに足りない。

 伝統の一戦での開幕カードは、能見にとってもこれ以上ないモチベーションとなる。悔しい思いとしてよみがえるのは、昨年8月29日の同戦。最終回を1点リードで迎えながら、土壇場で同点に追いつかれた。人一倍、責任感の強い左腕にとって、それ以来となる東京ドーム。それが、大事なオープニングゲームなら、なおさらだ。

 昨年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したため、調整を優先してメッセンジャーに譲った。自身にとって、大役を任されるのは2年ぶり3度目となる。シーズン開幕まで、あと1カ月。重圧を力に変えながら、チームの先陣を切る。

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