他球団007も警戒…ドラ1小林が初マルチ!原監督「実戦向き」

[ 2014年2月27日 05:30 ]

<巨・広>3回無死一塁、小林が左前打を放つ

練習試合 巨人1―4広島

(2月26日 沖縄セルラー)
 巨人のドラフト1位・小林誠司捕手(24=日本生命)が26日、広島との練習試合で先発出場し、2打数2安打。プロ初のマルチ安打を記録し、これで紅白戦を含めた実戦7試合で計11打数4安打となり、課題とされてきた打撃でもアピールした。「ポスト阿部」と位置付けられる将来の正捕手候補が開幕1軍に向け、今キャンプ最後の実戦で結果を出した。

 反省をすぐに生かせるのも小林の魅力だ。5回先頭。左腕・篠田の初球を鮮やかに中前にはじき返した。

 「どんどん振っていければいい。振りながら感じることが大事」

 前日の韓国・サムスンとの練習試合(沖縄セルラー)では「積極的にいけていない部分があった」と2打数無安打。この日は3回も2ボール1ストライクのバッティングカウントから左前に運び、坂本の中犠飛をお膳立てした。インサイドワークに優れ、二塁への送球も1・8秒の強肩。プロでの最大の課題は打撃と評されてきたが、今キャンプの実戦7試合で11打数4安打、打率・364と堂々たるものだ。

 キャンプ中は連日、「上体を突っ込まずにボールと距離を取って振ること」を意識して早出と居残りで特打を繰り返した。休日も宿舎の自室で素振り。豊富なスイング数で筋量が増え、ハードな練習にも体重はキャンプ前の74キロから減っていない。

 プロとアマの違いへの不安や戸惑いはある。それを埋めているのは地道な努力だ。「ミスしたことを繰り返したくない」と宿舎で練習試合やオープン戦のDVDを見て気付いたことをメモする。ブルペンでは捕球を終えると自分から話し掛け、各投手の特徴もノートに記す。この日の先発・杉内とは初バッテリーだったが、「任せる」と言われ、強気に内角に6割以上を配した。原監督は「実戦向き。打撃もリードも地に足が着いている」と称え、同時に「(阿部の後釜に)彼を育てるということはチームのテーマ」と続けた。

 細身の体に加え、端正な顔立ち。その外見からクールなイメージが先行するが、本人のモットーは「泥くさく」。その原点は社会人時代にある。日本生命1年目に昨季限りで退任した花野巧監督(60)から「かっこいいプレーとは何か」と問われた。言葉の真意を測りかねていると「ユニホームを泥だらけにして、最後まで必死に食らい付く姿がかっこいい姿」と諭されたという。「それを言われて考え方が変わった」と野球に取り組む姿勢が変化したと述懐する。

 「まだまだアピールしていかないといけない立場」。最高の形でキャンプの実戦を締めくくった24歳は貪欲だ。

 ▼広島・奥昌男スコアラー ミート力があって打撃が上手。宮崎(キャンプ)の時とは別人と言っている人もいる。ベンチの意図する打撃ができる。

 ▼DeNA・斉藤肇スコアラー リードは王道だけではなく、意表も突ける。本来は(内外角に)逃げる配球をするが、内や外から中にも(変化球を)入れてくる。分析していかないと。

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