井端、逆転サヨナラ打!38歳ベテランが新天地で猛アピール

[ 2014年2月24日 05:49 ]

<巨・楽>9回1死二、三塁サヨナラ打を打った井端(左)は村田から水をかけられる

オープン戦 巨人3-2楽天

(2月23日 沖縄セルラー)
 逆転サヨナラ打を放った巨人・井端は、坂本や矢野から歓喜のウオーターシャワーを浴び、うれしそうに逃げ回った。

 「オープン戦でも(水掛けを)やるのかと思った。みんなが駆け寄ってくれてうれしかった」

 1―2で迎えた9回1死二、三塁で、2ボール、2ストライクから福山が投じた5球目。「追い込まれてからの方が(タイミングが)合ってるから気持ちが楽になった」と145キロの速球を叩きつけ中前へ運んだ。今季の対外試合初安打がオープン戦初勝利を呼び込む2点適時打。「今は内容が大事な時期だけど…、結果も欲しかった。次から楽に打席に入れる」と頬を緩めた。

 中日から自由契約で移籍。環境の変化がある中で旧知の仲であり、同い年でチーム最年長の高橋由が環境づくりをサポートしてくれた。移籍発表後から連絡を取り、キャンプ中も声をかけ食事にも誘ってくれた。この日はその高橋由が二塁から激走。逆転のホームを踏み「(高橋)由伸がよく走ってくれて、それもうれしかった」と感謝した。

 キャンプでは連日、早出で坂口や藤村らとノックを受け、若手に刺激を与えている。この日も試合後、室内練習場で約30分間、マシン打撃などでバットを振り込んだ。

 原監督は「彼の存在価値をあらためてアピールしたね」と笑顔だが、井端は「まだしっかりボールが見えていないし、タイミングの取り方も遅い」と反省も忘れない。二遊間の定位置確保。38歳のベテランが目標をしっかりと捉えた。

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