T―岡田 2度目の覚せい!打点追求、確実性アップ3安打3打点

[ 2014年2月24日 07:42 ]

<ヤ・オ>6回1死、T―岡田は右中間にソロ本塁打を放つ

練習試合 オリックス8-0ヤクルト

(2月23日 浦添)
 和製大砲に2度目の覚せいの時が訪れた。ヤクルトとの練習試合に「5番・一塁」でスタメン出場したオリックスのT―岡田が、今春の対外試合初本塁打を含む3安打3打点を記録。10年の本塁打王は「打ちたい球を一発で仕留められていることが、いい結果につながっていると思う」と穏やかな笑みを浮かべた。

 6回1死。左腕・中沢のスライダーを完璧にとらえて右中間へ本塁打。ただ、最大の収穫はこの一打ではなかった。

 「今季は打点にこだわっていきたい。しっかり自分のスイングをして、芯に当たれば飛距離はある程度出ますから」

 自ら納得できたのは初回2死一、三塁、カウント0―2と追い込まれてからの内容。左腕・ナーブソンの外角カーブを詰まりながら、左前に運んだ。この先制打が今年の進化の証明だった。

 「今までは本塁打を期待されて、自分もそういう意識を持っていた。それがいい結果にならなかったし、今は確実性を求めてやっています」

 本塁打を安打の延長線上と位置づけ、意識を変えたことが、現段階では結果として表れている。

 森脇監督は打席での集中力を認めながらも、厳しい目線で力を見極めていく方針だ。「出し惜しみせず“これでもか”とアピールして、いいモノを見せ続けて初めて、スタメンに登場する。そういう意味ではまだまだ」と言う。24日に新外国人・ベタンコートがチームに合流。激しさを増す競争を、T―岡田は確実性で勝ち抜く。

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2014年2月24日のニュース