マー君 メジャーで重要カットボールを披露 少ない球数で打者料理

[ 2014年2月20日 05:30 ]

キャンプ2度目のブルペン投球練習後、捕手・マーフィー(左)、ジラルディ監督(中央)と笑顔で話す田中

 ヤンキースの田中将大投手(25)が18日(日本時間19日)、渡米後3度目、キャンプでは2度目のブルペン投球を行った。捕手を座らせて18球、セットポジションで17球、計35球の中に新たな球種が加わった。過去2度のブルペンでは投げなかったカーブとカットボールだった。

 「自然と力が入ってきているなという感じ。1、2回目に比べたら、自分でも力が入ってきているなと感じる。変化球にしてもきょうが一番良かったかな」

 カットボールといえば、昨年までの守護神でメジャー歴代1位の652セーブを挙げた、マリアノ・リベラ氏(44)の代名詞。打ち気でくる打者のバットの芯を外して打ち取るボール。中4日の登板間隔でローテーションを守るために、少ない球数で、より長いイニングを投げるために効果的な球種だ。

 投球練習後はジョー・ジラルディ監督らと米国流の捕手とのサインについて打ち合わせた。「まだ、そこまでいろいろなことを考える必要はないのかなと思っている」。田中はそう言うが、メジャー仕様への進化はもう始まっている。

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