12失点惨敗も収穫あり…巨人育成右腕が2回零封 原監督高評価

[ 2014年2月19日 06:21 ]

<巨・中>2回を1安打無失点の土田

練習試合 巨人3―12中日

(2月18日 沖縄セルラー)
 巨人の育成3年目右腕・土田瑞起(みずき)投手(24)が18日、中日との練習試合で8回から登板。今キャンプ初の対外試合登板で、2回を1安打無失点に抑える好投。現在、巨人の支配下選手登録は63人で7枠が空いており、目標とする支配下昇格へ大きく前進した。首脳陣の評価も高く、一気に開幕1軍まで駆け上がる可能性もある。

 狙い通りに仕留めた。9回無死一塁。土田は外角低めに「フォークとよく間違われる」という落差の大きいスライダーを投げ込み、田中を遊ゴロ併殺。結果が求められる背番号018は大きく息を吐いた。

 「抑えることだけ考えました。スライダーもいいところに決まった。自信になるし、思ったところに投げられた」

 今キャンプ自身初の対外試合登板。11日の宮崎での紅白戦は「力み過ぎた」と1回3安打1失点だったが、14日の沖縄入り後は遠投でフォームを修正した。紅白戦でもバッテリーを組んだ小林と話し合い、昨季中継ぎとして、イースタン・リーグ記録を更新する62試合に登板した直球とスライダー中心の配球で攻めることを話し合った。

 オフにはメジャーの選手も参加するプエルトリコのウインターリーグに派遣され、8試合で5セーブ、防御率0・75の成績を残した。そして、球団史上初めて育成で1軍キャンプに抜てきされた。飛躍のきっかけは杉内。昨季、ゆったりとしたフォームからリリースの瞬間だけ力を加える脱力投法を見て「衝撃を受けた」という。縦スラのほかに、土田のもう一つの特長に速球がカットボールのように球1個分動くことがある。常に全力で腕を振っていたが、8割程度の力感でバランスと制球を意識し、最速148キロの直球を自在に操れるようになった。

 現在、巨人の支配下選手は63人。球団は開幕までに65人まで登録人数を増やす方針。原監督も「チャンスという部分をしっかり理解している」と評した。

 「(キャンプ全体の)流れも分かってきた。全員抑える、結果を残すことだけ重点的にやっていきたい」。支配下選手の証である2桁の背番号はもう手の届くところまで来ている。ただ、それはシンデレラストーリーの始まりにすぎない。6年連続60試合登板中の同僚の鉄腕・山口のように「育成の星」となる。

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