竜の格安助っ人ゴメス 4戦3発 G川相ヘッド「研究の余地ある」

[ 2014年2月19日 07:36 ]

<巨・中>4回2死、右越えにソロ本塁打を放ち、ベンチの祝福を受けるゴメス

練習試合 中日12―3巨人

(2月18日 沖縄セルラー)
 中日の新外国人、アレクシス・ゴメス外野手(35=米独立リーグ)が18日、練習試合・巨人戦(沖縄セルラー)で3打数3安打1本塁打、2打点と大暴れ。「初対決」で王者をびびらせた。

 「ホームランは少し詰まったが、スイングが良かった」。大きな体をくるりと回転させ、内角球を右翼ポール際に運んだ。4回2死の第3打席、1ボールからの香月の2球目をとらえた一発は、パワーと技術の証明だった。「5番・一塁」で先発すると初回2死一、三塁の第1打席では右前に先制適時打。3回の第2打席でも中前打した。

 年俸約1000万円の格安助っ人ながら、今キャンプの実戦形式ではこれで4戦3発。敵軍の原監督は「良いと思うよ」と話すにとどめたが、川相ヘッドコーチは「初対戦なのに良い打撃をされた。研究の余地がある」と警戒を強めた。

 「巨人がライバルというのは知っているよ。練習試合だけど、いいゲームができたね」というゴメスに引っ張られ、打線が18安打12得点と爆発。外国人枠の関係で開幕1軍は微妙だが、谷繁兼任監督も「必死でやっているね」と目を細める新大砲候補が、猛アピールを見せた。

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