阪神・西田 三塁手挑戦!長打魅力、新井&今成覚悟

[ 2014年2月9日 08:30 ]

シートノックを受ける西田

 阪神・西田が三塁手に挑戦することが8日、分かった。本職は遊撃手ながら、持ち前の打撃を生かすため、南国では新境地開拓に挑む。

 まだ高卒3年目の20歳だが、関川打撃コーチが「うちでは数少ない真っすぐに強い選手。真っすぐの強さと、インコースのさばき方は良い物を持っている。だからと言って変化球に弱いかと言えば、そうではない」と話すように、打撃は1軍クラスで長打力も魅力だ。初めて参加した宜野座キャンプでも和田監督をはじめ首脳陣の前でアピールを続けており、出場機会を増やす目的もあって三塁のポジションに挑戦するプランが浮上した。

 すでに第1クール中に適性を確認するために一度だけ三塁手のポジションで個人ノックを受ける場面もあった。三塁は現在、新井良と今成がレギュラー争いを展開中。現時点では両選手の方が総合力で上であることは明白。ただ、西田も着実に実力をアップさせている。連日、熱血指導を続けている高代内野守備走塁コーチも「まだまだだけど(守備も)うまくなってきている」と一定の評価を下していた。

 遊撃手では鳥谷が不動の存在で、レギュラー奪取は厳しい状況にある。一方で、守備力が向上すれば三塁手のポジション争いに加わる可能性は十分にある。関川打撃コーチは「(実戦で)見てみたい」と期待感を口にした。きょう9日からは実戦形式の練習がスタート。大きな可能性を秘めて若武者がレギュラー陣に立ち向かう。

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2014年2月9日のニュース