福留、若手に公開説教 バント失敗続く外野陣に「大事なこと」

[ 2014年2月9日 06:38 ]

バットを放り投げる福留

 外野手最年長の阪神・福留が、若手にカツを入れた。この日のバントシフト練習で、打者を務めた外野陣がミスを連発。そのていたらくに黙っていられなかった。練習後、和田監督、外野陣らが集合し、おもむろに口を開いた。

 「投手の練習でもあるから“ちゃんとやろう!”と。みんな大事なことだから。僕もしっかりとやらないといけない。大事なことだから」。何事も、おろそかにしてはいけない。「大事なこと」という言葉に思いを詰め込んだ。そのメッセージは、しっかりと伝わった。

 PL学園の後輩である緒方は「“ミスが多すぎるので、もっとしっかり気持ちを入れろ”と、引き締めてもらいました」と襟を正した。和田監督も「孝介が感じたことを若い選手に言ってくれた。チームを強くしたい、という気持ちの表れと思う」とリーダーシップに敬意を表した。

 福留自身はこの日、ブルペンで岩本、二神の投球練習中に打席に立ち、目慣らしするなど実戦へ向けステップアップを続ける。昨季は左膝手術の影響もあり、不完全燃焼の1年を過ごした。今季こそ―。そのプレーと言葉で、起爆剤となる。

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2014年2月9日のニュース