西岡が鶴岡がリタイア…来日まだゴメス含め“主力5人不在”

[ 2014年2月8日 06:32 ]

円陣を組むナインの後ろで黒田ヘッド(右上)と話す和田監督

 危ぐしていた被害拡大が現実となった。阪神の鶴岡一成捕手(36)がインフルエンザA型に感染し、7日の練習を欠席。キャンプ休日だった6日に沖縄県内の病院で診断され、チームでは5日の練習を休んだ鳥谷と藤井に続く3人目の患者となった。

 球団は全選手に予防接種を受けさせてはいるものの、再度、注意を促した。球団本部付けの常川医療担当は「うがい、手洗いの遂行をあらためて言いました。宿舎ホテル内にも空気清浄機を導入し、人混みをなるべく避けるようにも伝えました」と説明。これ以上の感染を防ぐため、感染者はホテル内でも隔離されている。外出禁止などの措置に関して同担当は「そこは信用している」と、選手の自覚と自己管理に任せた。

 さらにこの日は西岡も練習に不参加。チームドクターによるインフルエンザの診断では陰性の結果だったが、同時期での体調不良だけに心配される。

 1月に誕生したばかりの長女の体調不良で来日が遅れている新外国人のゴメス(ナショナルズ)を含めて主力5選手がグラウンドに立てない状況は、緊急事態に発展しかねない。

 今クール最終日の11日には日本ハムとの練習試合(宜野座)を控える。実戦を想定したサインプレーの確認などに重点を置いたメニューも予定されていたが、捕手、二遊間、一塁手のレギュラー候補が現時点で不在。和田監督も「(離脱が)長引くようだったらね…」と心配顔だった。

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