原監督ブチ上げた!実力至上主義 チーム解体、開幕4番も白紙

[ 2014年2月1日 05:31 ]

宮崎神宮での参拝を終え、鳥居の前でバットを持つ原監督

 日本一奪回へのスタート。巨人の原監督の気迫はしっかりとナインに伝えられた。午後5時から始まったミーティング。指揮官はこう訓示した。

 「実力至上主義でいく。これほど素晴らしいメンバー、選手構成で戦えるのは最高。強く、誇りを持って戦いたい。ここにいるメンバーで新たな歴史をつくる。目的はただ一つ。セ・リーグ制覇、日本一奪回だ」

 その第一歩はチームの解体だった。「固定概念というものを全く持たず、全員、一人一人をフラットな形から見て、チームをつくり上げたい」。今年はFAで片岡と大竹を獲得。さらに中日から自由契約となった井端も加入した。「例年になく、チーム内の競争、層の厚さがある。監督として非常にワクワクするところ」と指揮官。不動の遊撃手の坂本でさえも安泰ではない。「このチームで競争に勝った者はトップレベルの成績を挙げられる」と言い切った。

 初実戦となる11、13両日の紅白戦には、宮崎キャンプ1軍スタートメンバー全員を起用する。川相ヘッドコーチは「(投手の)イニング数や(野手の)打席数に違いはあるが、全員出てもらう」と説明。打順も実戦の中で毎試合のように変え、効果的な組み合わせを模索する。「(開幕に向けた)ベストオーダーになるのはオープン戦の最後。3月中旬くらいじゃないか」と川相ヘッド。開幕投手も4番も白紙の状態で、ギリギリまで状態を見極める。

 「オープン戦やシーズンに入ってもなかなか決まらないかもしれない。7、8月くらいになれば固まったチームで戦うことが大事」と指揮官は言う。そのために、まずはチームをぶっ壊す。そこから競争の中で力を付けた選手を余すことなく使い切る。

続きを表示

2014年2月1日のニュース