意気込む12球団指揮官 星野監督「勝負は甘くないとたたき込む」

[ 2014年1月31日 19:22 ]

取材に応じる松井裕(手前)を見詰める楽天・星野監督

 プロ野球12球団は2月1日、沖縄県など各地でキャンプインする。“球春”幕開けを前に、各球団の監督が意気込みを語った。

 ▼楽天・星野監督 田中が抜けた穴を、みんながスクラム組んでどれだけ埋められるか。連覇はイーグルスにしかチャンスが無い。そこへのチャレンジ。でも、勝負の世界は甘くないと、選手にたたき込みながらやっていく。

 ▼西武・伊原監督 選手のコンディションをしっかりつくっていく。そのサポートをわれわれがする。けがをしたら意味がない。力のある選手が1軍にいる。キャンプ中に評価が大きく変わることはない。競争はオープン戦が始まってから。

 ▼ロッテ・伊東監督 全員にチャンスを与えたい。競争意識を高めてもらい、高いレベルでの争いをしてほしい。投手陣の層が厚くなった。実戦を踏まえてどれだけ力を出してくれるか。今季は守りで失点を防ぐ野球ができそう。

 ▼ソフトバンク・秋山監督 しっかりとした形でやっていきたい。ことしは俺たちがやる、日本一を取るという気持ちでやっていってほしい。これからますます競争していく中で、チーム力を高めて、一日一日やっていくだけ。

 ▼オリックス・森脇監督 とにかくチーム全体の底上げが必要だ。そのために、まず個々のレベルアップに努める。協調性も一つのテーマ。協調性が上がれば、プレーの成功率も勝てる確率も上がるので、選手に意識させたい。

 ▼日本ハム・栗山監督 自分の中ではキャンプではない。選手には2月1日から勝負してくれとお願いしている。結果を残してポジションを取ってもらう。勝つこと以外は考えていない。(就任)1年目以上にがむしゃらにやろうと思う。

 ▼巨人・原監督 いよいよだなといつものように感じる。目標は日本一。ことしは例年になくチーム内の競争、層の厚さがある。監督としてワクワクしている。固定概念を持たず、一人一人をフラットな形で見てチームをつくり上げていきたい。

 ▼阪神・和田監督 テーマは原点回帰。昨年2位になった要因は最後の失速。シーズンに入れば(勝敗に)執念を燃やさないといけないが、そのために(ミーティングで選手に)土台をしっかりさせよう、心技体全てでとことんやろうと伝えた。

 ▼広島・野村監督 (選手にはミーティングで昨季の)3位を自信にしてあらためてスタートを切ろうと話した。いい雰囲気を継続し、さらに上を目指していきたい。調子のいい人を使うというのはスタッフの間でも確認した。

 ▼中日・谷繁監督 秋の延長で流れは変わらない。チーム全体で同じ目標に向かっていけるようにしないといけない。自分を含めてしっかり準備をしないと。タイミングが合えば(ブルペンに)受けに行く。

 ▼DeNA・中畑監督 バランスのいいチーム、戦えるチームになってきた。チーム内での戦いが厳しくなる。全てのポジションですごい競争になる。ことしは勝負の年。心を一つにしていく。最終的に優勝を争えるポジションにいたい。

 ▼ヤクルト・小川監督 昨年最下位だったので優勝したい、勝ちたいという思いは今までより強い。はい上がるしかない。個々のレベルアップが必要不可欠。チーム力を上げないと。特に昨年、思うようにプレーできなかった選手に期待したい。

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2014年1月31日のニュース