呉昇桓 大の風呂好きだった 大浴場でのコミュニケーションにやる気

[ 2014年1月27日 08:25 ]

ファンにサインをする阪神・呉昇桓

 阪神の新守護神候補として期待される呉昇桓投手(31=サムスン)が26日、大の風呂好きを明かし、選手宿舎の大浴場でチームメートとコミュニケーションを図っていく考えを明かした。

 「風呂は自分の方がもっと好きだ」

 報道陣から藤浪をはじめ、風呂好きの選手が多いことを伝えられ、日本流の“裸の付き合い”について勧められた「石仏」は自信に満ちた表情で大きくうなずいた。

 韓国時代から風呂には目がなかったという。水風呂と湯船に交互につかる入浴法がお決まりで、最後はサウナでたっぷりと汗を流す。たまった疲れを効果的に取り除き、筋骨隆々の戦闘ボディーを保ってきた。

 幸運にも、チーム宿舎の「沖縄残波岬ロイヤルホテル」の大浴場には「露天岩風呂」が完備されている。温泉文化の浅いとされる沖縄県内で露天風呂が併設されているホテルはごくわずか。ホテル関係者も「沖縄でも露天風呂は数えるほどしかない中で、うちの露天風呂は間違いなく売りです」とアピールする。

 そんな情報を知ってか、知らずか、呉昇桓は前日25日に宜野座村営野球場での自主トレ後に早速、露天岩風呂を満喫。「昨日も(温泉に)行ったんですけど、すごい良かった」と真っ黒に日焼けした顔を崩した。

 阪神では、藤浪が温泉好きを公言しており、大型右腕と守護神が“温泉トーク”で距離を縮めることも想像できる。チームメートと積極的に会食をセッティングし、信頼を築いていく方針を口にしている背番号22は「有効に使っていきたい」と“フロニケーション”にやる気満々だ。

 沖縄での自主トレ2日目となった26日はキャッチボールなどで約2時間、汗を流した。27日からは若手の先乗り組に合流するが「オーバーペースにならないように、ゆっくりやっていきたい」とマイペース宣言。夜は会食、温泉と、グラウンド外の交流は急ピッチに進めていく。

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