阪神 36年ぶり専属チアガール誕生 不在は広島だけに

[ 2014年1月27日 05:30 ]

記念写真に収まる阪神ファンサービスメンバーオーディション最終審査合格者たち

 阪神にチアリーディングチームが誕生した。26日、最年長58歳を含む応募者200人から絞られた24人の最終審査を行い、9時間に及ぶ審査をクリアした16人(名前のみ公表)が合格。今季のホーム開幕となる4月1日の中日戦(京セラドーム)でデビューする。

 かつて阪神は78年に球界初のチアリーディングチームを結成したが、初の最下位に沈んだこともあり1年で解散。今回は実に36年ぶりの復活となる。「早く甲子園に立ちたいです。36年前に母が活動していたことを聞いて応募しました」と母子2代で阪神のチアガールを務めることになった彩華さんは、喜びの言葉を口にした。

 活動内容は試合での応援だけでなく、施設訪問や、リリーフカーの運転など総合的なファンサービスの中心を担う。なお、これで広島を除く11球団が専属のチアリーディングチームを持つことになった。

 ▽阪神とチアガール 後藤次男監督が9年ぶりに指揮を執った78年、他球団に先駆けてチアガールチームを結成。だが、チームは全球団に負け越しの41勝80敗9分け(勝率・339)。球団史上初の最下位で、優勝のヤクルトに30・5ゲーム、5位の中日にすら10・5ゲーム差をつけられ、後藤監督は責任を取って辞任している。史上最悪のシーズンに生まれたチアガールも「縁起が悪い」などの理由から、わずか1年で消滅した。

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2014年1月27日のニュース