蔦元監督夫人 待ち続け90歳に「1回は必ず勝ってきて」

[ 2014年1月25日 05:30 ]

喜ぶ故・蔦元監督のキミ子夫人(手前)とその模様を撮影する孫の哲一朗氏

第86回選抜高校野球出場32校決定

(1月24日)
 心の奥底から春を待ちわびる人がいる。故蔦文也元監督のキミ子夫人だ。00年に寮母を引退後は池田の復活を切に願ってきた。岡田監督の訪問を受けたキミ子夫人は、夫の遺影を抱きながらハッパを掛けた。

 「甲子園に行くのは難しいんじゃ。待って待って待っとる間に90歳になった。1回は必ず勝ってきてください。うちの先生(蔦氏)を思い出してなあ」

 寮母として最盛期は50人近い部員の面倒を見た。「朝から米を5升も炊くんじゃ。味噌汁、おかずもこしらえてな。“きょうのご飯はおいしかったです”とよう言ってもらった。生徒の世話が好きじゃった」と、当時を懐かしそうに振り返る。

 現部員への激励の言葉は勇ましかった。「うちの先生はよう言いよった。“どこまでもボールを飛ばせー”って。だから、どんなに遠いところまでもボールを打つんじゃ!」――。

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