選抜高校野球32校決定!池田、27年ぶり春甲子園 小山台は都立初切符

[ 2014年1月24日 15:51 ]

27年ぶりのセンバツ出場を決め、帽子を投げ上げて大喜びの池田ナイン

 第86回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が24日、大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれ、21世紀枠を含む代表32校が決まった。

 北海道からは大リーグのヤンキースと契約した楽天・田中将大投手の母校、駒大苫小牧が、田中以来9年ぶりの出場。栃木からは白鴎大足利、佐野日大が、沖縄からは沖縄尚学、美里工の2校が選ばれた。

 最多出場は龍谷大平安(京都)の38回、履正社(大阪)は4年連続出場。池田(徳島)は27年ぶり、鎮西(熊本)も24年ぶりと久々の出場となった。

 また、困難な条件を克服するなど戦力以外の特色を加味した21世紀枠として、都小山台(東京)、海南(和歌山)、大島(鹿児島)の3校の出場が決まった。

 都小山台は都立として初の選抜出場。進学に力を入れ、文武両道を掲げており昨年の東京都秋季大会では強豪の早実、堀越などを破り、8強入り果たし、都立勢として初のセンバツ出場となった。

 海南は1923年創立の伝統校で過去計16回(統合した大成の2回出場を含む)の選抜出場を誇る古豪。1987年以来、27年ぶりの出場となった。校舎改築のため練習場所確保が難しい中、秋季和歌山大会で準優勝した実績が買われた。

 大島は奄美大島にある、1901年創立の県立高。練習試合の相手に恵まれない中でも力を付け、秋季鹿児島県大会で4強入りした。奄美群島からは春夏通じて初の甲子園出場となる。

▼出場校
【北海道】駒大苫小牧(9年ぶり3回目)
【東北】八戸学院光星(青森、2年ぶり7回目)、東陵(宮城、初出場)
【関東・東京】白鴎大足利(栃木、初出場)、佐野日大(栃木、7年ぶり4回目)、桐生第一(群馬、7年ぶり4回目)、山梨学院大付(山梨、20年ぶり2回目)、横浜(神奈川、2年ぶり15回目)、関東第一(東京、2年ぶり5回目)
【東海・北信越】三重(三重、2年ぶり12回目)、豊川(愛知、初出場)、日本文理(新潟、3年ぶり5回目)、東海大三(長野、15年ぶり3回目)
【近畿】龍谷大平安(京都、2年連続38回目)、智弁和歌山(和歌山、3年ぶり11回目)、履正社(大阪、4年連続6回目)、智弁学園(奈良、2年ぶり9回目)、報徳学園(兵庫、2年連続20回目)、福知山成美(京都、5年ぶり2回目)
【中国・四国】岩国(山口、14年ぶり7回目)、新庄(広島、初出場)、今治西(愛媛、4年ぶり13回目)、池田(徳島、27年ぶり8回目)、明徳義塾(高知、3年ぶり15回目)
 【九州】沖縄尚学(沖縄、2年連続6回目)、美里工(沖縄、初出場)、神村学園(鹿児島、2年ぶり4回目)鎮西(熊本、24年ぶり3回目)、創成館(長崎、2年連続2回目)
【21世紀枠】都小山台(東京、初出場)、海南(和歌山、27年ぶり16回目)、大島(鹿児島、初出場)

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